
これまでの梨づくりの道のり
おじいちゃんから「うちは江戸時代からずっと梨を作ってきた」と聞いています。中之口川が運んできた肥沃な大地が続いているこの地域は昔から果物づくりに適していたそうです。梨を中心に柿や桃、ぶどうを作ってきました。新潟県オリジナルの日本梨品種をはじめ、新品種の梨も作っていますが、おいしい実をつけるまでには何年もかかります。現在は10種類以上の梨を作っています。梨がとてもかわいいので梨づくりは楽しいですね。

梨づくりのこだわり
うま味を出すために有機肥料と地元の養豚業者の堆肥を使っています。小まめに剪定を行って木に太陽の光を当てることで甘い梨を作ります。木を育てることは人間を育てるのと一緒かな。時期に応じて様子を見ることが大事です。1番大変な作業は花が咲く時期に手作業で行う受粉です。梨も人間の作業を邪魔しないように品種によって咲く時期を2、3日ずらしてくれるのが愛しい。「ことしも良い実を作ろうね!」と一生懸命やっています。

手に取ってくれた人へのメッセージ
酸味が少なく、やわらかで甘味たっぷりの「あきづき」と、大玉でみずみずしくサクサクした食感がおいしい「新高」を完熟した状態でお届けします。60年近く梨を作ってきたので「もう梨は食べ飽きたでしょう」とよく、聞かれますが飽きません。いつ食べても「うちの梨は本当においしいな」って思います。愛情込めて作った梨を皆さんに味わってもらいたいです。そしてかわいい梨の花や実がなる様子を見に農園に遊びに来てください。

小杉農園
代表 小杉愛さん